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恋をするには煩悩が多すぎる

ジャニオタ道に足の先を踏み入れたくらい、今。

はじめてのジャニーズワールド

「JOHNNYS' World」に行ってきた。

もうすでに見てから3日が経っているのだが、その衝撃を因数分解できないままでいる。いや、要素はわかっているのだ。しかし式として組み上げられない。
終演後にジャニー喜多川氏が居たので駆け寄って「ありがとう!ジャニーズ事務所続けてくれてありがとう!」と言いたい気分にはなったのだが。(もちろん、駆け寄ってない)

なのでメモしておきたい。

◇初体験は突然に

Jr.の舞台というのは気になっていた。

たまたまだ譲りますが目に入ったので、ささっと連絡して、譲っていただくことに。
手渡しでいただいて、「初めてなんですよ〜」と悪びれもなくいうわたしに、えっという顔をしながら「Jr.詳しいですか?え、知らない?じゃあパンフレット先に読んだほうがいいですよ」とおすすめしてくださったニノ担さん、本当にありがとうございました。


さて。
チケットはいただいた。
パンフレットも手元に。
しかし、懸念がある。
私には実は前科があった。2010年のPLAY ZONEを見に行って寝倒したという前科が。

どういうことかというと、当時は嵐の名前も全員言えないくらい、テレビも見ないしジャニーズも知らなかった。小劇団にはまっていた私は贔屓の劇作家がPLAYZONEの構成を担当するということで、知り合いのジャニオタさんに骨を折ってもらいなんとか1枚入手し、見に行ったのだ。NO予習で。だって演劇だったらどれだけ初見の人引き込むかとかも計算ポイントじゃん?...プレゾン、ジャニーズの知識がない人はまったく対象じゃなかったー、ですよねー、はいー、本当にごめんなさいごめんなさい...一般に出回らないチケを無理やり手にしちゃったのはこちらでしたほんとすみません。

ということで、今回事前に一応レポ等を漁って私が急ごしらえで得た知識はこちら。

 

ジャニーズワールドとは・・・

  • 「3つのGuiness World Recodsに輝く、ジャニー喜多川氏によるエンタテイメントの集大成!」ということでジャニーさん肝いりの舞台らしい
  • 内博貴が”プロデユーサー”らしい(←役なのかほんとになんかプロデユースしてんのかよくわかってない)
  • Jr.がいっぱいでるらしい
  • A.B.C-Zがでるらしい(←塚ちゃんだけは顔と声と名前が一致している)
  • 戦争を表現する場面があるらしい
  • ジャニーズの歴史を振り返るらしい
  • 13月があるらしい(←まったくよくわかっていない)
  • リピーターがほとんどらしい(レポを漁ってもストーリがよく分からないままディテール知識ばかり積み込まれる)(←ということはアドリブ要素や演出の同時多発さがいろいろあるんだろうな、くらいの想像力)

結局、パンフレットは読んでも目が文字をすべってストーリーがわからなかったし、Jrの顔と名前も一致しなかったので、そこは諦めることにした。
まあ、なんとかなるだろう、寝ないようにだけがんばろう!
都合上、開演10分前に滑り込み、座席へ。

◇で、見た


なんだこの圧倒的なコンテンツは。


ミュージカルにしては音量がでかくて中高音バリバリで、舞台見に来て耳栓もってくればよかったと思うとは思わなかったよ。
それも含めてとにかく圧倒される。

続々と繰り出される色の数々、宙を舞う皆様。しかもエアリアルティシューにドラムラインに仮面にダブルダッチにローラースケートにバトントワリングにバスケのシュートに桜が舞い散って。えあああ?

とりあえず何が先かは分からないけど、昨年見た嵐のツアーは桜吹雪も、エアリアルティシュー(相葉ソロ)もドラムライン(櫻井ソロ)もタップ(二宮ソロ)もマスクマジック(大野ソロ)もジャニーズ舞台の歴史上に配置られるものなんだということはよくわかった。

 

◇ものすごい数の伝えたいこととやりたいことをごった煮に実現させてる

お伝えいただいた私も時系列や要素の関連性を提示して書けないのでとりあえず、この舞台から受け取ったものを列挙したい。

・戦争NG、エンターテインメントが成立する平和な世の中を目指したい
・若者は前のめりに未来に期待するべき
・個性を育成する
・Jrを舞台に上げ続けることで育成+ファンの育成をしたい
プロジェクションマッピングはじめ装置の使い方を試行錯誤したい(日本に最先端のものを導入する場を持ち続けたい)
・ジャニーさんの中では五輪が日本の転換点

思い込みかもしれないけれど、このようなものを感じました。

◇ジャニーズの群舞、群舞じゃない問題への回答

こんなこと言ったら怒られるのかもしれないが、幼少期に歌番組でジャニーズを観て「なんなのこいつら?」と思った最大の理由に「バックダンサーがバラバラ」であるということがある。もともと、ロシア系のクラシックバレエで育ったので、群舞というのは身長から足の太さまで揃えてかっちり踊るのがベストだと思っていたのだ。

ダブルダッチや、バスケの連続シュートなどは失敗の可能性ゆえに何回見ても飽きさせない、生の感情を見せる作用があると思うし、グループ毎の演出やそれぞれに課せられたダンスは、個性を引き出すものであると改めて思った。

個性を消して全員でびしっと合わせることを求められていない。それは歌番組からコンサートまでどれを観ても、ジャニーズのひとたちから感じることだ。ジャニーズワールドを観て、改めてそういう育成方針なんだな、と感じた。
その方針をもって、これだけの人数にそれだけの見せ場を用意するのだ。その畳み掛けるコンテンツ量にそりゃ見てるほうも圧倒されざるおえない。

◇強い反戦メッセージ

かなり長い尺を使って、空襲の恐怖、原爆の話、日本兵が殺されるシーンなど、具体的に人を殺す戦争のむごさを語ってくる。1つ1つには時間をかけないので、両者の悲哀、なんてもので語るわけでもなく、ただただた人が殺されていったという事実が迫ってくる。近年、こんなにストレートに戦争は勝とうが負けようが人殺しなんだからやっぱりだめなんだよ、という表現物をほかに観たことがない。
殺すシーンが演じられるのは、何か、どちらかというと植民地化されていた国での歴史博物館で日本兵の悪行を淡々と語った蝋人形を思い出した。同時に米国で日系人として育ち、和歌山で実際に空襲に遭い、戦後はGHQで通訳をしていたというジャニーさんの生い立ちを思い出した。

舞台の冒頭に語られる「SHOW MUST GO ON」のセリフ、それはここにつながり、舞台のできる平和な世の中を望む、となる。メタが何重なんだか、シーン毎にわけがわからなくなるけどいいたいことはストレートに伝わってくる。

 

◇平和の祭典としての五輪PR

びっくり。前回東京五輪で国が成長した話はまあ歴史としていい。
でもなんでこのひとたち「また東京でオリンピックが行われます!」と希望を胸にみたいに明言しているのか。
言い切るA.B.C-Zの皆さんを目の前にしながら「・・・パートナー契約ってジャニーズ事務所ってなんか結んでるの?いやこれ舞台だから表現として五輪の文言使うことに制限ないのか・・・」などと混乱しておりました。

そんなことを勘ぐるまでもなく、五輪というSHOWそのものが開催できること、平和の祭典を実現すること自体が素敵なんだよっていう話だったのかな。

 

◇しっかり語られる「未来志向」

劇中で、若者には未来を信じてほしいという趣旨のセリフがあった。これがはっきりと語られることがこの舞台のメッセージなのではないかと思える。
実は、嵐を好きになって(約1年という短い期間ですが)1つずっと気になっていることがあって、それは彼らが「未来の可能性を信じて努力する」ことや「目標を持って達成していくこと」を正として明言しないことにあった。今年も相葉さんの目標は「現状維持」。トップアイドルが若者だけのものではない現在、30代の中堅(働き始めた年を考えれば一般会社員としては40代の若手部長クラスである)として働く彼らが、「ただ前を向け、未来を信じて努力しろ」なんて言わないことは正しいのかもしれない。しかし、若者をひっぱっていく、夢を見させる存在としてはどうなんだろう?と疑問だったのだ。
この舞台ではそれがはっきりと言葉になっている。勝手にほっとした。

 


固いこといっぱい書きましたが、しかし、はあ。最後に脇の通路を駆け抜けていった佐藤勝利のキラキラした顔が忘れられません。ポスターと全然顔違うけど、何がどうした?

 

ところで見終わった今もストーリーを把握してない。
なんで宇宙にいったの?
どこまでが劇中劇なの?戦争とタイタニックと飛行船は劇の題材だったの?
プロデューサーと中島健人佐藤勝利の関係はなんなんの?なんで喧嘩してんの?
13月はなんだったの?
どうしてスリーピースバンド+キーボード+トランペット+バイオリンなの?TpとKeyとVの人はジャニーズの人なの?違うの?
誰かパキスタン出身の人がいたの?

・・・どこかで機会を見つけてもう一度観てみたいと思います。