さようならジャニーズ創世記、こんにちはジャニーズ新世紀2019
2018年はほぼ毎月ジャニーズ関連のコンサート、舞台を見にいっていて、ジャニーズアンテナが敏感だったなあ、と思う1年だった。NEWS担だから、アイドル好きとして悲しいことも複数あった。
そして(テレビも雑誌も見ている稀な人々にしか伝わらないけど)タッキー引退スペシャルみがすごい今年の年末、リアルタイムで見たこともない「8時だJ」の同窓会スペシャルを見ながら書いています。最後の滝翼の歌のバックのスノストトラジャ*1を初見でわかったのでジャニオタ活動見習い進捗してると言えるでしょう、おそらく。
この90年代後半から2000年代のジャニーズのビジネスモデルはテレビで茶の間ファンを作り、舞台やコンサートに誘う。番組でもリアルでもジュニアや後輩を滑りこませることでファンをどんどん新規の人材につけていく形だったんだなあ。
世帯視聴率の時代にとても合ったビジネスモデル。*2
昨年から今年にかけて、見ている人を自動的に追跡したり、レコーダーの再生数も上乗せする新しい指標が導入がされていて、さらにネット広告とテレビとリアルを追跡していく仕組みがどんどん進歩している。*3来年はウェブ広告に出ている人の方が芸能人パワーとして数えられる年になるのだろう。
ウェブ広告といえば、今年ジャニーズの書影(雑誌や本の表紙画像)、広告ビジュアルのネット解禁緩和、発表取材の取材カメラ画像解禁、LINEライブ、Youtubeチャンネルの開設、など大きなターニングポイントとなったんじゃなイカ。
King&Princeがデビューして、シングル売り上げは今年のジャニーズの中で突出した数字を記録した。ジュニアとしてかなりの人気を築いた上でのデビューだったけれど、ユニバーサルとの協業レーベルからデビューしたことでジャニーズのメジャーレーベル包囲網は着々と牙城を固めている感じがする。来年からは必要ないかもしれないけど。*4
キンプリの下の世代の筆頭のSixTONES(ストーンズ)はYoutubeチャンネル開設、チャンネル連動広告、新曲のMVのYoutube投下、YouTubeFanFest出演ともうこれは来年サブスクデビューでしょう!とCD文化の終焉を予告されている感じがする。YouTubeMusicの日本での有料課金はこれから始まるから。バンドでZeppDiversity単独公演までやったジャニーズジュニアのグループ、Love-tuneがジャニーズ事務所退所をきっちり報告したのも記憶にあたらしい。
来年問題になるのはクラスタ毎の発言力による視聴熱の偏りと"公共の電波"の関係とかかなあ。
ビルボードのチャートはすでにTwitterでの発言数やタイミングなどを織り込んでいるけれど、計測のしにくいInstagramや他のSNSが流行ってきた時にどこを「普通の人」としてとして切りとるのか、一般人の流す裏付けのない情報が束になってフェイクニュース化するような状態をどうとるのか。
オリコンチャート
過去10年間のオリコンシングル年間トップ30 pic.twitter.com/KjtJzY8ByG
— 綿毛 (@sanse_iu) December 23, 2018
ビルボードジャパンチャート
っていうのは本当に今年、NEWS担としては考えさせられたなあ。
「〜だと言われています」とか「〜とファンの間で言われています」系の記事でページビューを集めて売りさばく駄サイトには本当に死んで欲しい・・・とか思いつつ「小山 降板」でTwitter検索する日々。いかにアフィリエイトサイトを避けて、中身がなくてもせめて関係者取材くらいしてそうなメディアを探すことに費やす時間は無駄無駄無駄無駄無駄・・・
はー。見られた数がそのままあのフェイクニュースよりもフェイクだろうという広告の出稿料に形を変えて背骨の通らぬ誰かの収入になっているのは悔しい。そういえばNEWSの情報アカウント(Twitter)が突然名前と発信内容が変わって、これは販売されたな!ということもあったな・・・。
無条件に数字を集めるアイドル*5は、その影響力から取り扱い注意だな、と思ったのは小山慶一郎降板にも思うところだった。
これに対してはTwitterでも書いた通り。
本人の行動が視聴率を左右するくらいの影響力があり、その影響力はキャスターやジャーナリストとして築かれたものではない、という事実。
— SAKAMOTO (@carakarax) 2018年12月19日
今回は自分に関する報道を肯定も否定もできない、その権利を事務所という放送局とは別の営利組織に握られている、ということが明らかになってしまった(続く
櫻井翔さんについては過去にブログでも書いた通り。
しかし、有働さんに変わっても成り立つのだろうか、この論理立ては。
生放送のジャニーズ登場リストを作って見たけど、誰の需要に応えているのかわからない。(間違いご指摘お願いします・・・かけてる気もする)
とにかくSMAP以降、司会・バラエティ進出の後に、報道・ワイドショーに来たジャニーズタレントにとって新たな拡散市場にしようとした"報道"は今年で失ったのでは。
滝沢さんが新しくジュニアの育成をするという話は一周回ってLDHのスクール*6がジャニーズにも!(おそらく無料のままだけど)と思ったけれど、現場というアイドルの本分に戻っていくのかな。
来年からはテレビもネットもほどほどに、現場を中心に楽しんでいきたい*7と思います。( 今週のお題「2019年の抱負」)
2018年お疲れ様でした。
また、来年。*8
*1:SixTONES,SNOWMAN,TravisJapan
*2:視聴率だけの記事はもう終わりにしよう~「今日から俺は」「リーガルV」に見るドラマの価値~https://news.yahoo.co.jp/byline/sakaiosamu/20181228-00109210/
*3:電通 https://markezine.jp/article/detail/28332 サイバーエージェント https://markezine.jp/article/detail/28413 など
*4:一般社団法人日本レコード協会 会員社一覧 https://www.riaj.or.jp/about/member.html
*5:https://matome.naver.jp/odai/2142107137995790901
*6:https://www.ldh.co.jp/school/
*7:そういえば滝沢歌舞伎、見納められたの大変ラッキーでした
*8:年末年始は京セラです